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【最終講義】 |
日時:2020年3月30日(月) 16:00 - 17:30 会場:電気通信大学 西9号館1階135教室 演題:学ぶこと、教えること、悟ること — Simple Examples Are Best |
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【懇親会】 |
日時:2020年3月30日(月) 18:00 - 20:00 会場:電気通信大学 大学会館3階ハルモニア 会費:学生3,000円 |
講義の目的
情報セキュリティ技術を,概論,理論,標準化動向の観点から概説する.
概論として情報理論的安全性と計算量理論的安全性,暗号,認証などの基本的な概念を解説する.
まず,情報理論的安全性と計算量理論的安全性の相違を理解する.前者の安全性を保証する方式として,One-time-pad暗号,秘密分散法や情報理論的な認証方式を紹介する.後者については,公開鍵暗号(RSA法)の実現方式についても復習した後に,公開鍵暗号の安全性について理論的な解析方法を中心に講義する.
以下の講義の内容は変更される可能性があります.
- 情報セキュリティ概論
- 暗号技術
・秘密鍵暗号 ・公開鍵暗号 ・鍵配送 ・秘密分散法 - 認証技術
・本人確認 ・デジタル署名 等 - 技術動向
・RSA法の利用法 ・標準化 - 安全性証明理論 (年ごとにテーマを選んで紹介する予定)
- 共通鍵暗号
・原理 ・安全性証明 ・効率評価 - 公開鍵暗号
・原理 ・署名への応用 ・ゼロ知識証明 - 暗号・署名の安全性
・安全性の定義 ・証明技法
回 | 日時 | 内容 | 担当教員 | 備考 |
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第1回 | 10/3 | オリエンテーション,情報セキュリティ技術の概説 | 岩本 | 講義資料 |
第2回 | 10/10 | 確率論の復習 (1) | 岩本 | 講義資料 |
第3回 | 10/17 | 確率論の復習 (2),使い捨て暗号の情報理論的安全性 | 岩本 | 講義資料 |
第4回 | 10/24 | 使い捨て暗号・鍵サイズの下界 | 岩本 | 10/17の資料参照 |
第5回 | 10/31 | マルチパーティ計算の例:カードベース暗号 | 岩本 | 講義資料 |
第6回 | 11/7 | 秘密分散法とマルチパーティ計算 | 岩本 | 講義資料 |
第7回 | 11/14 | ハッシュ関数(1) | 太田 | |
11/21 | 休講 | 調布祭にて研究室公開・説明会 | ||
11/28 | 休講 | |||
第8回 | 12/5 | ハッシュ関数(2) | 太田 | 講義資料 |
第9回 | 12/12 | 秘密分散法の構成法と安全性証明(1) | 岩本 | 講義資料 |
第10回 | 12/14 | 演習問題の解説 | 岩本 | 補講日(3限) | 第11回 | 12/19 | RSA暗号の基礎 |
渡邉 |
講義資料 |
第12回 | 1/9 | 秘密分散法の構成法と安全性証明(2) |
岩本 |
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第13回 | 1/16 | RSA暗号の構成 | 渡邉 |
講義資料 |
第14回 | 1/23 | RSA暗号の持つ性質,安全性証明の概要 | 渡邉 |
講義資料 |
1/30 | 休講 | 第15回 | 2/6 | RSA暗号の安全性証明 | 渡邉 |
講義資料 |
講義中に配布します.必要に応じてWEBでも公開します(要パスワード)
- 離散数学,確率論を履修していること.